TVCMなどでもさかんにジェネリック医薬品の宣伝をしています。
曰く、
同じ成分で同じ効き目、そして安い
桃太郎侍も頑張ってます。
しかし実際にはジェネリック処方数は伸び悩んでいるようですね。
そんなジェネリック医薬品について、
今後どうすべきか?と言う事について考えて見ました。
まだまだ続く?ジェネリック医薬品の問題[LINK](
薬局のオモテとウラ[LINK]さま)からのtbです。
まずジェネリック医薬品とは何かということですが、手前味噌で恐縮ですが、この辺で触れていますので参考にしてください。
・
ジェネリック医薬品って何物?[LINK]
大雑把に言えば、特許が切れたから今度は安く提供できますよ、と言う事です。
上っ面だけ見ればジェネリック薬品は安いし効き目も同じだから、いい事尽くめのように聞こえますね。
しかし、ここにジェネリック医薬品への不理解が見え隠れします。
前述記事にもありますが、ジェネリックが安い理由は
開発コストが少ない 厚生労働省への申請に必要なデータの一部についき省略可能なため、その部分のコストが安くなる。
医薬品のコストの大部分は開発コストなので、そこを一部省略できる事は非常に大きなコストダウンになる。
からです。
これは
同じ有効成分である事の恩恵でしょう。
しかし、これも前述ですが、
同じなのは 有効成分 それも、同じ化合物を目標に造ったというレベルの話です。
詳しくは ここ[LINK] で。
だけです。
その他の部分は違います。
なのに同じ効き目と言い切ってしまうのはどうでしょう。
ここは「
大体同じ効き目」というぐらいに捉える方が良いでしょう。
厳密に言えば違いますし、少なくとも
同じ医薬品ではないです。
もう一つ、ジェネリック医薬品が先発品と大きく違う点がありますね。
情報の少なさです。
先発品は膨大な開発データもあり、また先発品として実際に使われてきた臨床データが豊富です。
しかしジェネリック医薬品は、それが無い。なぜなら有効成分が同じと言うだけで別の医薬品なので、
先発品のデータをそのまま引用していいわけではないからです。
ついでに言えば、先発品のメーカーに比べてジェネリックメーカーは企業として小さいので、バックアップ体制に疑問符が付く、という点もあります。
このジェネリック医薬品の問題点については、
こちら[LINK] で非常に詳しく述べられています。
さすがプロだ、違うなぁ・・・。コメントつける必要も無いぐらい解りやすい。
必読です。
さて、ジェネリック医薬品が先発品とは別物であることはご理解いただけたと思います。
では、なんでジェネリック医薬品は敬遠されてしまうのか?
医療関係者からはこのような意見をよく見かけます。
・先発品に比べて情報量が少なく、
信頼性に欠ける
・メーカー自体の体制や能力に不安
・今までお付き合いしてきたメーカーさんとの義理
3番目は患者様から見ればどうでもいいことです。
前述の「情報の少なさ」が直接影響している意見ですね。
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