トイレとQOL
2006-09-06


すぐには治りませんでしたが、段々平気になり、大学に入るぐらいにはちょっとトイレが近いぐらいで、あからさまな病的頻尿では無くなりました。

10代というと精神的にも不安定で、ときどき大腸過敏症候群で悩まされる人もいますが・・・私の場合は前に来ましたね。どちらも自律神経の変調ですから、悩んでいる人も多いのでは。併発だったらもっと大変です。



このトイレ事情は、排泄という抗えぬ生理的欲求に直結する事柄なので、何は無くても優先されるべきだと思います。
しかし排泄という行為自体がどちらかというと表に出したくないもので、どうしても優先順位が下げられてしまっています。

今、私は脚が悪いのですが、その事がトイレでの苦労に直結したりします。
それは病的な排泄異常ではなく、トイレの機能的な問題です。

入院中はベッド上から車椅子、松葉杖となっていきましたが、その時々によってトイレ事情は激変します。
ベッド上は看護師さんにお任せするしかありませんが、車椅子になると自分でトイレに行けます。
車椅子用のトイレに必要なのは手すりとスペース。私は脚を使えなかったので、腕の力だけで無理矢理トイレに移ったりしました。
しかし病院のトイレといえど完全ではなく、車椅子用とあっても、十分なスペースが無い場所もあります。
(そういう場合には車椅子ごとジャンプ&空中ターンとか荒業使ってましたw)

病院なのに、スペースの問題で無茶な設計になっているのはいただけませんね。
それに比べ、お店などの障害者用トイレ、今はユニバーサルスペースとして解放しているケースも多いです。
こういったところはスペースがとてもゆったりしていて、車椅子でも移動は楽でしょう。

しかし。
病院のトイレもお店のトイレも、障害者用トイレには共通の欠点があります。

これはもう、車椅子でトイレに入れば自ずと分かる事なのですが、何故か改善されません。
車椅子を使うということは、少なくとも片足が使えないということです。
じゃあそういう人が障害者用トイレに行ってスムーズに用を足せるかというと。
出来ません。

というのも、車椅子から便器に移るのが難しいんです。
下図をご覧ください。障害者用トイレに良くある配置です。
Chemdrawで描いていますがご了承ください。左上のドア(実際はスライドドア)から入ります。
車椅子は5角形に○のベンゼン環、便器はもう一つの5角形のシクロペンタジエン環、黒太線は固定手すり、点線は可動手すり(上方に引き上げられる)、流しはシャムロック型のd軌道です。

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この図だと、便器の左側に車椅子を止めて、右方向に体をずらして便器に移ります。
この時問題なのは、手をつく位置です。
足が動かない場合、左手は車椅子に、右手は便器について体をスライドさせるのですが、まず右手を便器に突っ込む恐れがあります。
笑い話のようですが、実際手を滑らせたりします。
また車椅子はブレーキを掛けていても、自分の体重が掛かって動いてしまう危険もあります。
つまり、
良くあるこの配置では、非常に高いリスクを払うことになるのです。
そしてこれは、実際に車椅子生活をして見なければ分からないことです。
(健常者が車椅子に乗ってシミュレートしても、なかなか思いつかないでしょう)

入院中からこの問題の解決方法は見えていました。
完全固定の手すりならば安心だということです。
そして取り付けるべき位置は頭上です。
何故なら、雲梯のように体を移動できれば、確実に移動できるからです。
もっともこれは腕の力が確かだという事が絶対必要ですが。
(そこまで弱っている人は一人は危険だとも言えます)


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